プログラミングにおいて、目標設定って重要?
そんないい感じの目標なんて思いつかないし、目標の具体例も教えて欲しい。
プログラミングをこれから始めてみたいけど、「特にこれと言って目標もないんだよなぁ・・・」という人がいるかと思います。
私も全く一緒で、始めたばかりの頃は目標も特にありませんでした。
ただ、このままではダメだと思い目標設定をしてから一気に力が付いたと感じています。
この記事を読み終えると、プログラミングの目標が無かった人も何か一つ目標を持てるようになりますので、考えつつ読んでみてください。
プログラミングでの目標設定の重要性
プログラミングでの目標設定は重要です。
なぜなら、目標設定がしっかりしていないと、100%挫折するからです。断言しても良いです。
上記のような感じで、目標設定がないと足踏みしてしまって段々と成果が得られなくなり、そのままフェードアウトという人が多いです。
プログラミングで目標設定をした場合、最短ルートを進める
プログラミング学習は最短ルートをすすんだとしてもかなりの時間が必要になります。
道のりが長いため、そもそも挫折者が多いのですが、目標はできるだけ道のりを短くしてくれる効果もあります。
そして、目標=決意でもあるので、よりプログラミングに熱が入りますし、身に付きやすい。
やるべきことが分かっているため、「次はどうすればいいんだろう?」といった悩みも無くなります。
最近は『副業としてプログラミング学習をしたい』という目標はあるけど、何をどう始めたらいいか全く分からないし時間もない。という人に向けて、『稼ぐ』に特化したスクールなんかも出てきました。
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どんなプログラミングにおける目標を立てたらいいのか
どんな目標を立てればいいのかというと、具体例は以下の通りです。
- 月〇円稼げるようになるまで頑張る
- リモートワークを目指して頑張る
- フリーランスになれるように頑張る
私は、いわゆるゲスい目標でもOKだと思っています。
その方が熱が入りやすい人が多いですし。
目標例を見て、結構大雑把な目標だな・・・と思った方もいるかもしれません。
これについては、最初からガチガチに目標を固めない方が良いと思っています。
例えば、「エンジニアになって金融系のシステムを作る仕事をするんだ!」という感じですね。
これは、プログラミングを使う仕事があまりにも多岐に渡るためです。
テスター(コードは書かず、不具合がないかテストする人)の道もありますし、情報系の教師もありだし、データ分析の方向もあります。
プログラミングを学ぶ過程で、「なんかWebデザイン考える方が好きだな」と気づく人も出てくるかと。
この辺りは勉強しつつ目標を明確にしていけばいいです。
目標を最初から固めてしまうと柔軟に好きな分野の選択ができなくなる恐れがあるので、大雑把な目標で問題ありません。
プログラミングスクールを受講する前の目標は?
プログラミングスクールを受講する前の目標についてはもう少し具体的にしてもいいでしょう。
- 就職を目指す人→自力でWebアプリケーションなどが作れるようになる
- 副業を目指す人→1案件こなせるだけの自信をつける
- 転職を目指す人→リモートワーク可能な企業かつ年収を上げられる所へ転職する
上記のような感じで、次に繋げられるような具体的な目標にするといいでしょう。
プログラミングの目標設定はステップを考えると最高
プログラミングにおける最終目標は大雑把なものにしておいて、それに至る過程については多少具体的に考えましょう。
難しく考えなくても、以下の3ステップで完了します。
- 目標から逆算する
- 制作物を具体的に決める(最重要)
- あとは学ぶだけ!
図で表すとこんな感じ。
上から下へ、逆算しつつ「今すべきこと」を明確にしていきましょう。
話がそれましたが、3ステップの具体例を紹介していきます。
プログラミングの目標設定のステップ1:目標から逆算して考えるとやるべきことが見えてくる
ここでは例として、プログラミングでお金を稼げるようになることを目標にしてみます。
上記目標を達成するには、例えば1つのWebシステムを作れるレベルになる必要があります。
私がWebエンジニアでもあるので、ここではWebで考えていきます。
スマホアプリでもなんでもOKなので、置き換えて読み進めてください。
私が実際にプログラミングを学んできた例を元にして紹介します。
プログラミングを仕事にしたい!と思ったので、「自力でWebアプリケーションを作れるくらいのレベルは必要になる」と考えました。
プログラミングはものづくりなので、「結局〇〇を作れるようになる」という形に落ち着くと思います。
プログラミングの目標設定のステップ2:制作物を具体的に決める
実はここが最重要ポイント。
制作物が決まって一度取り掛かると、なかなか挫折することはありません。
作るものを決めたら、「完成するまではどれだけ壁にぶつかろうと乗り越えてやる」という意思が生まれるから。
とはいっても初心者だし何を作ったらいいの?
ここがかなり難しいポイントなのですが、練習なのでまずは真似でOKだと思っています。
練習なら公開しない設定で作っていけばいいですし、パクるのはアウトや・・・とか考えなくてOK。
とりあえずWebサイトを作れるようになりたい!という人は、「模写コーディング」から始めるのがオススメ。
「模写コーディング」は目標となるサイトを選び、それとほぼ同等の見た目になるように学習を重ねることでして、ガチ初心者はまずはここからがおすすめ。
『【準備編】模写コーディングの具体的なやり方【これで鬼成長しました】』の記事で模写コーディングのやり方は解説しています。
私の場合、一旦の目標としてTwitterっぽいWebアプリケーションを作ることにしました。
もちろん、練習のための一旦の目標設定でした。
人に使ってもらえるような何かを作るなんて最初から無理。
そして、作成のために必要な知識を調べると、以下の言語を学ぶ必要がありそうでした。
- HTML:画面作りに必要
- CSS:画面作りに必要
- Javascript:画面作りに必要(動きを出す)
- PHP:ログイン機能や投稿機能など、動きに必要
- SQL:データベース(投稿内容とか、ユーザー情報をため込む保管庫みたいなもの)の情報操作に必要
この辺りはじっくり調べるとなると難しい(想定もしづらい)ので、完璧じゃなくても大丈夫です。
最初は何を学べばよさそうか、くらいが分かれば、その次のことは後々調べましょう。
ちなみに、私と同じようにWeb上で動く何かしら機能のあるページを作ろうと思った人は、上記の5つを学べばOKです!
実際には、画面が作れたけど、どうやって投稿機能を作るんだろう?と思い、調べて勉強して、機能追加の繰り返しでした。
なにか制作物を作るうえで、確実に類似した機能を持つサイトが既に存在するはず。
それらのサイトに目を通しつつだと目標のためのステップも考えやすいです。
普段「どうやって作られてるんだろう?」と考えることはないですが、「自分ならどこの部分(機能)から作っていくか?」という視点で見てみましょう。
プログラミングの目標設定のステップ3:学ぶ内容が決まれば行動あるのみ
そこまで決まったら、行動あるのみです。
目標を細分化したことによって、自分がどの立ち位置にいて、どのくらい進んでいるかが分かるため、目標到達時間も速いです。
「こんなものを作る!」と決めたら、熱中できますし、「完成まで頑張ろう」という気も起きるので継続しやすいです。
プログラミングを続けていくと、いずれ辞めたり後戻りするのが勿体ないと思えるところまでたどり着きます。
そうなると自分の興味・関心に合わせて自分で学習していけるようになります。
独学でもスクールに通うでも、手段はなんでもいいです。
プログラミングを続けた先の未来を考えつつ、今日もコードを書きましょう!
図を再掲しておくので、図を見ながら自分なりの目標を立ててみてください。
プログラミングは目的ではなく手段!プログラミング自体を目標にはしない
プログラミングの目標設定についてまとめます。
- プログラミング学習において、目標設定は必須
- 目標は大雑把なものでOK
- 目標達成までの行動をステップに区切って考えると挫折しにくい
- やるべきことが決まったら、即行動
ということで、プログラミングの目標の具体例は以下の通り。
注意点として、「プログラミングができるようになる」など、プログラミング学習を目的にするのはNGです。
プログラミングは目標を叶えるためのツール
例えば英語学習でも、ただ点数を上げることを目標にするより
- 留学に行けるようになり、知見を広めたいから
- 海外の映画を字幕なしで見れるようになりたいから
- 外人とコミュニケーションを気軽に取れるようになりたいから
という目標を立てたほうが身に付きやすいです。
それらの目標を達成するにあたって、英語はツール(手段)でしななく、目的ではありません。
プログラミングでも同じことが言えますので、目標は大雑把でも構いませんが、プログラミングを目的にするのはNGです。
目標設定が難しい人は、プログラミングの目標は段々と明確にしていくと楽
そもそも目標設定が難しい人は、最初にまず何を学べばいいか?だけ考えて、段々と明確にしてくと楽です。
学習して、「実はデザイン方向の方が好きかも」と思ったらWebデザイナーとして目標を達成する過程を考える感じで、あとでアップデートしましょう。
コードを1から書いていくのはどうも苦手だ・・・という人は、IT系の企業ならプログラミングが理解できるだけで貴重な人材となり有利です。
ある程度までプログラミングを学ぶことで見えてくることもあり、そこからまた次の目標はゆるく考えていけば大丈夫です。
頭の片隅にふわっとした目標を設定しつつ、勉強していく中でより明確なものにして、将来の自分が想像できるような目標に変えていきましょう。