プログラマーを目指しているけど、IT系の資格って必要かな?
人によっては必要だと思うのですが、その線引きが分かりません・・・。
自分は取るだけ時間の無駄なのでしょうか?
結論からいうと、ほとんどのプログラマーに資格は必要ありません。
そもそもプログラマーは税理士とかと違って資格なしでも誰でもなれるものです。
だからといって、資格は完全にいらないのか?という疑問もあるかと。
プログラマーとして転職したい人・これから就職する人は資格関連で悩んでいると思います。
正直資格を取るべきかは「人による」のですが、そこの線引きについても解説しつつ、「たいていの場合は資格は不要」の理由についても深掘りしていきます。
筆者である私も現役エンジニアとしてフルリモートでプログラミングをやっていますので、信頼性は高いと思います。
資格を取るとなるとかなり時間も必要になりますので、この記事を読んで資格取得に向けて動くべきか判断してもらえたらと思います!
プログラマーに資格はいらない理由3つ
まずはプログラマーを目指す人が資格がほとんどの場合不必要となる理由について解説していきます。
結論を一言でいうと、「資格を持っている≠スキルがある」という判断を周りからされるためです。
詳しく言うと、以下の通り。
- 資格持ちはスキルがあると判定できないから
- スキル重視の業界であるから
- やる気のアピールとしては弱いから
詳しく解説していきます。
プログラマーが資格を持っていても、スキルがあると判定できない
Aさん・・・資格を持っており、知識量は豊富
Bさん・・・資格は持っていないが、自分でサービス開発をした経験あり
上記の2人を比べたとき、「即現場で働かせたいな~」と思うのはBさんです。
Aさんも確かにスキルがあるのかもしれませんが、もしかしたら開発経験はなく、現場で働くには時間がかかるかもしれません。
資格持ちよりも、スキル持ちを重視する傾向がかなりあります。
スキル持ちを目指すべき!
資格はどうしても広く浅くという感じもあるので、仕事に向いているかと言われるとNOですからね。
そのため、残念ながら資格の有無でスキルがあると見込まれることはなく、転職や就職で有利に働くことは少ないです。
エンジニアは結局スキル重視の業界
エンジニアはスキル重視の業界で、どうしても成果物がすごい人の方が重宝されます。
資格勉強に100時間使ったとしても、「結局何ができるの?」って思われるのがオチ。
知識が無さ過ぎて勉強しないとどうしようもない!という人以外は、資格勉強はあまりおすすめできません。
資格勉強に100時間使うくらいなら、プログラミングでの開発に100時間使った方が有意義ですよね!
エンジニアとして就職・転職するのであれば、真っ先にスキルを伸ばしましょう。
残された期間がないという人は、お金をかけてでもスクールに行くのがオススメです。
以下の記事で紹介しているスクールは入会前に無料体験や無料カウンセリングもできるため、資格勉強よりよっぽど有意義です。
学習上の不安はかなりあると思いますが、プログラミングスクールならその場で一発で解決できるのも強みです。
資格がやる気のアピールにはならない
これも同じことなのですが、
資格持ってます!=やる気あります!
とはなりません。
資格以上にやるべきことが他にもあり、そっちを伸ばしたほうが確実にアピール材料になります。
ただ、資格の中でも高難度なものだと状況は変わってきます。
といっても、そのような高難度の物は実務経験がないと取れないレベルの難しさであったり、時間も想像以上にかかります…。
大体1000時間くらい…。
そりゃアピール材料になるわ!ってレベルの資格ですね。
資格をアピール材料にするには0からのスタートだと間に合わないですし実現可能性も低いので、やめておきましょう。
一方、資格を取るべきプログラマーも一定数存在します
ここまで読んでいくと、「じゃぁ資格は取らない方が良いね」で終わるのですが・・・
資格とったほうがいいよ!って人も中にはいます。
ごく少数だと思うのですが、以下の条件に当てはまる人です。
- IT分野の知識が無さ過ぎる人
- 会社の昇給条件として「資格保持」が条件にある人
特に下の『資格が昇給条件になっている』に当てはまる人は資格を取った方がいいです。
- 基本情報技術者
- 応用情報技術者
国家資格で、IT分野の資格と言えばこの2つ!という感じなので、とるなら上記2つですね。
基本情報技術者だけでもとっておくと知識的には便利になりますね。
IT分野の知識が無さ過ぎる人は資格を取るべき
自分も苦しんでいるのですが、やはり現場では専門用語が飛び交います。
正直、前提知識なしで会話をされるとサッパリわかりません・・・。
普通に仕事で支障が出てくるので、ちょくちょく調べつつ知識を補っています!
でも最初は資格を取ろうかガチで悩んだレベルで意味不明でした。
この辺りの基礎知識は資格学習をサラッとやれば学べるので、優先度は低いですが役立つことは確かです。
とはいえ、分からない部分がその仕事特有の知識であるパターンは結構多いです。
例えば最先端の技術の知識を補うのは資格では不可能です。
ネットワークの基礎部分がわからないとかの場合にだけ資格学習が有効になるので、そこだけ注意が必要です。
会社の昇給条件として「資格保持」が条件にある人は資格を取るべき
応用情報技術者の資格を持っていたら毎月5000円昇給
みたいな規定がある場合は、資格を取ったほうがいいです。
あんまりないとは思うのですが、何回かまでは受験料も会社が払ってくれる所もあります。
この場合は受けたほうが完全に得する状況なので、資格を今の内からとったほうがいいレベルです。
プログラマーは資格があると便利なのも事実
プログラミングは知識を武器にするので、
資格がある=体系的な知識がある=有利
ということにもなります。
また、資格勉強で興味の範囲が広がれば、そこから仕事に繋がっていくこともあります。
ネットワーク関係なんかは勉強しようと思わない限りなかなか勉強しないと思うのですが、資格勉強からスタートして、最終的にインフラエンジニアに!
ということもあります。
逆にIT知識がないと苦しい場面も
特にデビューしたての頃は知識がないと苦しいかと。
相手が自分のレベルが分かってないので、そのレベルに合わせて喋ってもらえないからです。
正直、「こんなことも分からないの?」という感覚で話を進められるので苦しい場面を強いられます・・・。
会社での研修でも、この辺りの知識よりもプログラミング優先として学習をしてしまうので学習するのは困難。
基本用語は資格勉強で知識を得るのが一番手っ取り早いので、もし「PCは苦手です」レベルから入った人は資格勉強をした方が良いかなという感じです。
ただ、学習のスタートを切るのは就職や転職が決まったタイミングでもいいでしょう。
内定が決まるまでは実践的なスキルを磨いた方がいいです!
プログラマーは資格がいらないことがほとんど【プログラミング優先で進めよう】
ということでまとめですが、
という感じ。
ここに当てはまらない人はプログラミング学習を優先させて進めたほうがいいですね。
真っ先に資格勉強に突っ走るのが一番最悪なので、その点だけ気を付けましょう。
優先度で言えば
成果物を出せるくらいのスキルあり>資格あり>資格なし
という事になります。
なんのために資格をとるのかを考えて、資格を取るべきか判断しましょう。
確実にプログラマーになってそれで食っていきたいというのであれば、やるべきは資格勉強ではなくて独学やプログラミングスクールでの学習です。
未経験からエンジニアになりたい人はIT基礎知識を含めると勉強することがあまりにも多すぎます。
ということで、該当する方はすぐにでもスクールを検討すべきかなと思います。